結婚を決めたおふたりが、お互いにご両親や家族を紹介するのが、「両家顔合わせ」です。
結婚につながる第一歩なので、成功させたいですよね。
そのために、当日の支払いに関する内容はしっかり打ち合わせておきましょう。
今回は、両家顔合わせの支払いについての考え方を紹介します。
あわせて、顔合わせにかかる費用や予算の立て方、支払いに関する注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
両家顔合わせの食事会の支払いは誰がする?

両家顔合わせの食事会の支払いは誰がする?
両家の顔合わせは、レストランや料亭、ホテルなどで食事会をするのが一般的です。
会の支払いを誰がするのか、明確な決まりがあるわけではありません。
しかし、お金に関しては聞きにくく、気になると会食が楽しめません。
気持ちよく顔合わせをするためにも、事前に誰が支払うのか決めて、全員が納得できる形で周知しておくと良いですね。
それでは、食事会で支払いを決める3つのパターンをみていきましょう。
1.新郎新婦2人が支払いをする
顔合わせの食事代は、これから結婚をするふたりで支払うことが多いです。
顔合わせは、ふたりがご両親やご家族をお招きするイベントとし、飲食代を気にせず参加して欲しい旨を、招待するときにご両親に伝えておきましょう。
とはいえ、事前に決めていても、ご両親が支払いの意向を示すこともあります。
招待側としてはお断りするのがマナーではあるものの、どうしてもご両親の意向が強い場合は、お気持ちを尊重して受け入れても良いでしょう。
ただし、両家納得のうえで決める必要があります。
2.両家の両親が支払いをする
子どもの結婚を祝い、両家のご両親が支払いをもつこともあります。
この場合は、両家で飲食代を折半することが多い傾向にあります。
なんらかの希望で金額に差がでる場合は、事前に両家で話し合い、額を決めておくと安心です。
たとえば、ご兄弟や祖父母をお招きする場合は、両家の人数差を考慮して支払う金額を決めると合理的です。
3.どちらかの両親が全額支払いをする
結婚は家同士の問題でもあるため、結納金の代わりとして新郎側の両親が全額支払う考え方もあります。
昔のように結納を行う機会が減り、その代わりに食事会でおもてなしをするご家庭も増えているのです。
顔合わせを開催する場所によって、どちらかのご両親が食事代を支払うケースもあるでしょう。
たとえば、遠方に住む新郎側のご両親の近くで顔合わせをする場合は、新婦側に交通費が発生してお金が多くかかってしまいます。
そのため、新郎側が顔合わせの費用を支払い、両家のバランスをとるというやり方もあるため、ケースバイケースと考えましょう。
両家顔合わせの支払いのタイミングとマナー

両家顔合わせの支払いのタイミングとマナー
顔合わせの食事会の支払いは、当日デザートが出たあと、追加の注文がなさそうだと判断してから済ませるとスマートです。
食後にレジに寄ると、まわりが気をつかってしまいます。
支払う方は、会の途中でお手洗いに行くついでに、支払いを済ませましょう。
ふたりで支払う場合は、どちらが当日レジに行くのか決めておくと良いですね。
ご両親が支払ってくれた場合は、改めてお礼をするのがマナーです。
食事会のあとにそれぞれのご両親にお礼状を送るときに、一緒に菓子折りなどを送りましょう。重ねて感謝の言葉を添えると丁寧です。
両家顔合わせ食事会の費用相場

両家顔合わせ食事会の費用相場
ゼクシィ結婚トレンド調査2021年の調査によると、両家顔合わせの食事会の費用相場は、首都圏で平均69,000円、全国平均64,000円です。
これには、食事代、会場費、飲料代などがすべて含まれます。
食事代は、1人あたり7,000~10,000円が相場と考えましょう。
両家の顔合わせに出席するのは、ふたりとそれぞれのご両親が基本です。参加人数に食事代をかけたものに会場費、飲み物代を加えて、予算を検討してください。
一般的に、レストランや料亭を使うより、ホテルのほうが費用は高くなる傾向があります。
食事代にプラスして個室料がかかる場合もあるので、いくつかの候補から選ぶ場合は、総額で比較しましょう。
出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2021年の調査」(株式会社リクルート)
両家顔合わせで食事代以外にかかる費用

両家顔合わせで食事代以外にかかる費用
両家の顔合わせにかかる費用は、食事代や会場費だけではありません。
おもてなしには、多くの準備が必要です。
ここからは、食事代以外にかかる費用を紹介します。
いずれも事前に決めておくと、全員が納得した上で顔合わせができるので、ぜひチェックしてみてください。
手土産代
顔合わせの際に、両家それぞれに手土産を用意して渡すと喜ばれます。
「好きなものを調べて用意してくれた」という気持ちがご両親の好感度を高めるので、好みをリサーチしておきましょう。
手土産の相場は、3,000~5,000円程度です。
高額なものだと逆に気を遣うので、妥当な価格で選んでください。
衣装レンタル・ヘアメイク代
顔合わせのために、おしゃれなドレスや振袖をレンタルしたい方もいますよね。
必ずしも華美に装う必要はないものの、ドレスコードのある高級店を会食で使う場合は、身だしなみに注意が必要です。
ドレスや振袖のレンタルは2万円前後から、ヘアメイクは3,000~5,000円程度の予算をみておきましょう。
男性はダーク系のスーツ、女性は露出の少ない上品なワンピースといったセミフォーマルなスタイルを選べば、レンタルしなくてもOKです。
交通費・宿泊費
遠方で顔合わせを開催する場合は、招待するご両親の交通費や宿泊費も考えておきましょう。
遠方まで出向いてもらう場合は、お迎えする側がチケットや宿泊場所を用意しておくと心配りが伝わります。
あるいは、出向く側が交通費や宿泊費を支払い、その代わりに迎える側が食事代をもつと公平感を減らせます。
両家の中間地点で顔合わせをセッティングすると、それぞれ不満なく開催できるでしょう。
婚約の記念品代
婚約の証として、お互いに記念品を用意し、顔合わせでお披露目しながら交換することもあります。
必須ではないものの、顔合わせを盛り上げるのに役立つでしょう。
記念品の交換をする場合はサプライズではなく、両家の意向を確認してから用意するほうが安心です。
男性が新婦に贈るのは、30~40万円程度の婚約指輪が一般的です。
女性は腕時計やスーツなどを用意すると良いでしょう。
高すぎるものを贈るとバランスが取れないので、女性が用意する贈り物は、男性の半額程度の予算で検討すると良いでしょう。
両家顔合わせの支払いに関する注意点

両家顔合わせの支払いに関する注意点
両家の顔合わせは、結婚後にそれぞれの家族が良い関係を築くためにも重要なイベントです。
準備万端に整えて、楽しい時間を過ごしたいですよね。
ここでは、当日の支払いに関する注意点をチェックしておきましょう。
クレジットカード支払いができるか確認しておく
食事代が高額な場合は、クレジットカードでの支払いが便利です。
カード払いをするなら、事前に自分のクレジットカードがお店で使えるか確認しておきましょう。
万が一カード払いに未対応でも、当日慌てずに済みます。
問題なく持ち歩けるなら、現金とカードの両方を用意しておくと良いでしょう。
自分が支払い担当でなくても、支払う人のクレジットカードが使えるのかどうか確認し、教えてあげると親切です。
大まかな費用を把握しておく
自分達が支払いをするわけでなくても、顔合わせの食事会で必要な費用を大まかにでも確認しておきましょう。
コース料金、飲み物代、個室料金、サービス料金を押さえておけば、現金を多めに用意できるので、トラブルが起きてもスムーズに対処できます。
いままでの費用相場を、あらかじめお店に聞いておくのもおすすめです。
追加の料理や飲み物代を含めた相場が分かるので、当日を安心して迎えられるでしょう。
まとめ
結婚するおふたりが顔合わせの費用を支払うのが一般的でも、ご両親の意向によっては援助してもらうケースもあり、さまざまです。細かいルールがあるわけではないため、お互いの立場を尊重して対処しましょう。
支払いを含めて顔合わせマナーや進め方に悩んだら、「顔合わせマルシェ」を活用してください。
ご両親の好感度を上げるポイントなどについてもセミナーで解説しています。
どうぞお気軽にご相談ください。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!