
男女別例文紹介あり!結婚挨拶後のお礼状の基本・マナー・注意点解説
結婚の挨拶の後は、お礼状を送るのがマナーです。
これから長く続くお付き合いのためにもお礼状を送って、相手の両親に良い印象をもってもらいましょう。
今回は結婚挨拶後のお礼状の書き方と注意点についてご紹介していきます。
あわせて男性側・女性側の基本例文もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
結婚挨拶後のお礼状の基本
最初に、結婚挨拶後のお礼状の基本事項を解説していきます。
お礼状は基本的に封書で、郵便で送ります。
手紙や封筒書きにもマナーがあり、間違っていると良い印象を与えないため、普段仕事などでお礼状を書き慣れている人も、もう一度再確認してください。
書き方
感謝の気持ちを伝えるお礼状は、手書きで書くのが基本です。
ワープロで書くと雑な印象を与えるため、字が汚いから、自信がないからと敬遠せずに取り組んでみてください。
相手のご両親は自分からみて目上にあたるため、お礼状は縦書きで書くのがマナーです。
横書きのほうが印象は柔らかいものの、目上の方のお礼状には丁寧さが求められます。
すでに相手のご両親と親交があり、良い関係を築いている場合でも、お礼状は縦書きすることをおすすめします。
内容
お礼状の内容は前文・本文・末文の3つで構成するのが基本です。
前文では、結婚の挨拶の訪問に時間をとっていただいたことへの感謝の言葉を書く必要があります。
書き出しの文頭は、1文字下げましょう。
本文では、訪問時のことに触れる内容を書きます。
ふたりの結婚を認めていただいた場合はお礼の言葉を、反対された場合は、ご両親の期待に応えられなかったことへの謝罪の気持ちを謙虚に伝えましょう。
加えて、今後もお付き合いいただきたいという気持ち、これから至らない部分はあらためるという決意にも触れると印象が良くなります。
お礼状を締める末文でも、重ねてお礼の言葉を添えるのがマナーです。
ご家族の健康を祈願する挨拶や指導を請う言葉も加えましょう。
頭文の前にはご両親の名前を宛名書きし、末文は日付と署名を書いて締めてください。
ちなみに、文頭にいれがちな時候の挨拶は不要です。
お礼状は訪問してすぐにお出しするので、季節の挨拶を入れる必要はありません。
本文中に書き漏らしたことを、「追伸」と書いて入れるのはNGです。
感謝の気持ちを伝えるお礼状では、書き損じや書き漏らしをしたら書き直すのがマナーです。
追伸で付け加えると雑な印象を与えるため、控えましょう。
封筒
お礼状に使う封筒は、シンプルな縦書きの和封筒を使うことをおすすめします。
白色のなかから、厚手で透けないものを選んでください。
色付きや柄付きはおしゃれでも、カジュアルな印象を与えるので避けましょう。
封筒の表面には、宛先住所とご両親の宛名を正しく記載します。
ご両親のどちらか一方のお名前を省略するのは好ましくありません。
お父様の名前を中央にフルネームで書いたら、隣にお母様の下のお名前を、バランス良く書いてください。
封筒の裏面左下には、自分の氏名と住所をもれなく記載しましょう。
お礼状の折り方や封筒への入れ方にもマナーがあります。
お礼状は基本的に三つ折りで、手紙の文頭が上にくるようにきれいに折りたたんだら、封筒の裏側から入れてください。
結婚挨拶後のお礼状の例文
それでは、結婚挨拶のお礼状の例文を男女ごとに紹介していきましょう。
文章を書くのに自信がない人でも、定型を知っていれば安心です。
ぜひお礼状を書く際に役立ててください。
男性側の例文
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結婚挨拶後のお礼状例文(男性版)
拝啓
昨日はご多用のなか、私のためにおふたりのお時間を頂戴し、ありがとうございました。
緊張してしまい、思うようにお話することができませんでしたが、お父様とお母様の温かい心遣いに触れ、幸せな時間を過ごすことができました。
この度は、○○さんとの結婚を快くお許しいただき、改めておふたりに感謝申し上げます。
〇〇さんと結婚し、皆様のご家族に加えていただけることを、大変うれしく思っております。
まだまだ若輩者のため、お父様とお母様には今後もご指導いただくことも多いと思いますが、今後とも、よろしくお願い申し上げます。
まずはお礼を申し上げたく、お便りいたしました。
末筆ではございますが、おふたりのご健康とご多幸をお祈りしております。
敬具
女性側の例文
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結婚挨拶後のお礼状例文(女性版)
拝啓
先日はご多用にもかかわらず、貴重なお時間を取っていただき、誠にありがとうございました。感謝の気持ちをお伝えしたく、お便りをさせていただきました。
○○さんのご両親にお目に掛かれましたことを、嬉しく思います。
そして私たちの結婚を快く、おふたりにお許しいただけましたこと、素敵なご家族の一員として迎え入れていただけることに、改めて感謝申し上げます。
未熟な私ですので、お父様、お母様には教えていただくことばかりではございますが、〇〇さんと温かい家庭を築いていきたいと存じます。
ぜひ今後とも、よろしくお願い申し上げます。
末筆ではございますが、おふたりのご健康とご多幸をお祈りいたしまして、まずはお礼の言葉とさせていただきます。
かしこ
結婚挨拶後のお礼状の注意点
結婚挨拶後のお礼状を送る際の注意事項を紹介していきます。
お礼状は書き方だけでなく、送り方も大事です。
ぜひ良い印象を与える、丁寧な送り方を心掛けてください。
お礼状を出す前にお礼の電話を
結婚挨拶の後はお礼状ばかりに気を取られがちなものの、お礼状を送る前に、お礼の電話をかけるのがマナーです。
相手のご両親へのお礼の電話は、訪問当日にかけるのがベストです。
問題なく自宅に着いたことを報告し、挨拶の時間を取ってもらったことへのお礼の言葉を伝えましょう。
遠方に住んでいて自宅に着くのが深夜になってしまった場合は、翌日にかけても大丈夫です。
メールやLINEはNG
結婚挨拶後のお礼の電話に、メールやLINEを使うのはNGです。
挨拶のために訪問したときにどんなに温かく迎え入れてくれたとしても、相手のご両親はお友達ではありません。
すでに相手のご両親と親交があり、SNSをとおして良い関係を築いている場合でも、挨拶のお礼にメールやLINEを使うのは極力避けたほうが良いでしょう。
手軽に済ませようとしているという良くない印象を与える恐れがあるため、電話をかけて、口頭でお礼の言葉を伝えてください。
お礼状は早めに出す
結婚挨拶に訪問した後に送るお礼状は、できる限り早めに郵送するのがマナーです。
挨拶をした当日、もしくは翌日にお礼状を出しましょう。
お礼状を送るのが遅れた場合は、物事に対してルーズな人間であるという印象を与えてしまいます。
ご両親にとっても、訪問時に何か不満があったのではないかと心配になるため、遅くても一週間以内にはお礼状を郵送することをおすすめします。
仕事などで充分な時間がとれない人は、訪問前に、すぐにお礼状を送れるように下書きを準備しておくと良いでしょう。
訪問後にサッと見直しができ、サラサラと筆が進みます。
結婚挨拶後のお礼状を書くのに迷ったら、「ウエディングカレッジ」のLINE@へ相談するのも選択肢のひとつです。
本職のウエディングプランナーが親身になって相談に乗ってくれるため、スムーズにお礼状を書くことができて便利です。
結婚式に関するお役立ち情報も随時配信しているため、結婚の挨拶を機に、LINE@へ登録してみてはいかがでしょうか。
まとめ
結婚の挨拶後のお礼状は、相手のご両親に感謝の気持ちを伝えるとともに、親交を持つきっかけにもなります。
基本の例文も参考に、自分らしいお礼状を書いてみましょう。
手紙を書くのに自信がなくても、一生懸命書くことで、きっと気持ちが伝わります。
迷ったら、ぜひウエディングカレッジのLINE@に相談をしてみてください。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!